胎蔵界曼荼羅とは、水は方円(ほうえん)に従う… 癸水です。
今回は、胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)について解説します。 これは、決して仏様の「偉い順」や「序列」を表したものではありません。くれぐれも勘違いしないようにお願いします。
胎蔵界曼荼羅とは、 生れ落ちた私たちが、本来の「仏(完全な自分)」としての姿を取り戻すための**「フロー図」**です。
実際に成せるかどうかは、一旦置いておきましょう。 重要なのは、私たちが生きている間に、どれほど多くのものに縛られ、依存し、影響を受けてしまっているかを知ることです。
この曼荼羅は、それら後天的に付着したノイズを**「順序よく排除(デバッグ)」していくことで、埋もれてしまった本来のスペック(自分)を取り戻すための、ありがたい「逆算の設計図」**なのです。
足していくのではありません。 余計な荷物を持っている自分が、それを降ろしていく過程です。
その回復のプロセスを、分かりやすく3つのフェーズ(壁)で表現しました。
本来の自分への回帰プロセス
Phase 1:認識(Input)
エリア:外金剛部院(200の神々) 【イメージ:ウォール・マリアの内側】
大外に配置された仏たちのエリア。 まずは、自分が「何に縛られているか」を知る場所です。
ここには星(時間)、鬼(欲望)、天(環境)などが描かれています。 自分を取り巻く依存先と影響源を全てリストアップし、自分の現在地を特定します。
Phase 2:排除と修正(Debug)
エリア:第二重(実働部隊) 【イメージ:ウォール・ローゼの内側】
中間のエリア。見つかった「縛り」を順序よく切っていく場所です。
- 除蓋障院で、迷いを捨てる。
- 文殊院で、感情を排す。
- 金剛手院で、弱さを砕く。
一つクリアするごとに身体は軽くなり、本来の機能が戻ってきます。
Phase 3:回帰(Core)
エリア:中台八葉院(大日如来) 【イメージ:ウォール・シーナの内側】
中心部、原初のエリア。 全ての縛りがなくなった時、そこに残るもの。
それが「大日如来」であり、 **「初期設定のままの、完全なあなた」**です。
kisui’s Message
この図は、遠い神様の国を描いたものではありません。 **「余計なものを背負いすぎたあなたが、荷物を降ろして楽になるための手順書」**です。
「なーんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、事実、そうやって人は完成されていきます。その根幹を知れば、この図も理解可能な内容なのです。 (仏教の『空(くう)』の教えを知ると、より理解しやすいかもしれません)
そう思って見れば、曼荼羅に示す400の神々も、恐ろしい明王も、 すべてはあなたを元の姿に戻すための「指針・座標」に見えてくるはずです。
その詳細な座標(インデックス)は、こちらに置いておきます。
▼ kisui-log System Index https://www.kisui-lifelog.com/library-index-2/
調和より普遍を… kisui[癸水]


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