迷ってる時点で、最良はない

思考のlog:人生ハック

『水は方円の器に従う。[癸水]です。』

前回、「気のせい(センサー)」を磨けば、それが自分だけのコンパスになるとお話ししました。
しかし、いざ人生の岐路(転職、結婚、大きな買い物など)に立つと、どうしても人は迷うものです。「Aにするべきか、Bにするべきか……」と。

迷ってる時点で、答えはない。

今日は、そんな迷いの中にいる方へ、少し衝撃的な事実をお伝えします。 ズバリ言いましょう。**「どちらにしようか猛烈に迷っている時点で、実は『どっちも不正解』か『どっちでもいい』」**のです。

なぜなら、本物の「気づき(アンテナ)」が反応した時は、迷う余地などなく体が動いているか、すでに即決しているからです。 迷う理由はたった一つ。「こちらを選んで損をしたくない」という**「損得勘定(エゴ)」**が邪魔をしているに過ぎません。

正解があるという幻想

冷酷なようですが、「人生の大きな岐路」などというものは存在しません。あるのは、**「自分の『損得』が大きく絡む選択」**だけです。

そもそも、「正解か、不正解か」で考えているうちは、本質的な選択には至っていません。本当に大事な選択は、派手なイベントの時ではなく、日々の些細な選択の中にこそ潜んでいます。

それに、選んだ後に「どこで間違ったのか?」と反省する必要もありません。人生の選択に、正解も不正解もないのです。第2話でお話しした通り、この世界には最初から「意味」そのものが存在しないのですから。 答えが用意されている「テスト」には正解と不正解がありますが、答えのない「人生」にはありません。「人生に正解がある」という概念そのものが、不要なのです。

視点を変えれば希望が見える

世の中は不確定要素でできています。あなたが「これが正解だ」と答えを固定した瞬間、世界はそこで固まってしまいます。自分次第で世界は大きくも小さくもなるのに、自ら世界の限界を決めてしまっているのと同じです。 それでは息苦しくなりますし、希望も持てません。

しかし、視点を変えれば**「希望しかない」**のです。 社会の枠組みの中で生きる以上、行動が制限されるのは当然のこと。しかし、あなたの「思考」や「誰と関わるか」といった、自分自身の選択で変えられる領域には、無限の可能性が広がっています。 あなたの想い(認識)ひとつで、すべての可能性は開かれます。なぜなら、自身の認識こそが世界のすべてなのですから。

そうはいっても人である事実

……と、少し話が大きくなりましたが、ここでリアルな現実に戻しましょう(笑)。 理論は理解できても、私たちは人間です。執着も欲も、完全に消え去ることはありません。その感情に引っ張られることなど、当たり前のように起こります。

しかし、その感情を少しでも自身の制御下に置くことができれば、より自由になり、不要な縛りから解放されます。 ここで勘違いしてほしくないのは、「欲や感情が悪だ」と言っているわけではない、ということです。それも自分の一部であると、まずは受け入れてください。

大事なのは、「欲」に素直になるのではなく、「自分」に素直になることです。 自分がより楽で、自然体でいられるためにはどうするべきか。 「欲に素直になれば何でもありだ!」と、馬鹿みたいに暴走するのは、素直になったのではなく、ただ「馬鹿になった」だけです(笑)。そんな状態で社会に出れば、生きづらくて当然です。

「そんなコントロール、私にはできない…」と難しく考えていませんか? いいえ、決して難しくはありません。 「欲を捨てろ」と言っているのではなく、「欲との距離感、付き合い方を考えろ」と言っているのです。

「空」の思考を完全に実践できたら、確かに楽でしょう。しかし、人間である以上、そこには限界があります。その事実は忘れないでください。 ですが、それは決して「悪」ではありません。人である限り、それは「必然」なのです。

気づきが人生最強のハックになる

この連載は、あなたが元々持っている「本来の感覚」を呼び覚ますための、答え合わせに過ぎません。 最高のセンサーとなる「気づき」の正体を知ったあなたは、もう**「違和感」に気付ける人**になっているはずです。

今からでも、この気づきをさらに昇華させていきましょう。 良いことも、悪いことも、事前に察知できる人になる。そして、見えないものからのメッセージにすら気づけるようになれば、自ずと進むべき道は見えてくるはずです。

選び方を探す必要はありません。感覚が研ぎ澄まされたあなたが、自然とその道を選び取るのですから。

では、どうすればその「アンテナ」を鋭く保ち続けられるのか? 次回は、その感度を鍛え、決して鈍らせないための**「浄化とマインドセット」**についてお話しします。

執筆:kisui_kuu『癸水・空』


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